英語|新中学問題集(新中問)シリウス発展編の比較
私は、「新中学問題集 3年 発展編」と「シリウス21 発展編」をよく活用しています。
大学受験生・高校生の場合
中学範囲の復習には「新中問」を使い、高校範囲は「リード問題集」に進むことが一般的です。ただし、「シリウス」を活用して中学範囲の復習を強化しつつ、高校範囲の導入を行う生徒もいます。
中学生の場合
「新中問」が学校のテキストとして使用されていることがあるため、そのサポートを行う際に、初見問題対策として「シリウス」を活用することがあります。
今回は、実際に指導の現場で使用している立場から、「新中問 発展編」と「シリウス 発展編」、特に中学3年生向けの違いや併用法について触れていきたいと思います。
高校範囲の英文法の扱いの違い
新中問とシリウス発展編(中3用)の大きな違いは、高校で学ぶ文法の扱い方です。
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新中問:「指導要領外の文法」として、各項目が解説1ページ+問題1ページの計2ページでまとめられています。ただし、演習量は少なめです。
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シリウス:高校範囲の文法も、中学範囲と同様に「解説」「錬成問題」「発展問題」の流れで構成されており、十分な演習量があります。
高校範囲に含まれる主な項目は以下のとおりです。
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過去完了・未来完了(※新中問には未来完了は掲載なし)
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関係副詞
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関係代名詞what
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分詞構文
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話法(直接話法・間接話法)
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仮定法過去完了
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複合関係詞(※シリウス発展編には掲載なし)
中学範囲英文法の難易度の違い
中学の文法範囲に関しては、難易度は私の感想では以下のようになります。
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新中問「STEP1+2」 ≒ シリウス「錬成問題」
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新中問「チャレンジコーナー」 ≦ シリウス「発展問題」
かつて、早稲田アカデミー生の補習を担当したことがあります。
当時は早稲アカでは中2範囲以降の英語は新中問とシリウスを併用していて、
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導入時に新中問を使用
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シリウスで定着演習や2周目の復習
という流れでしたので、早稲アカでもシリウスのほうが難易度が高いという認識だと考えらえます。
中学範囲の英文法の内容の違い
中学範囲の英文法についても、「新中問」と「シリウス」には違いがあります。「シリウス」には高校で習う文法事項が一部含まれている点が特徴です。
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分詞:中学範囲では名詞を修飾する用法のみですが、「シリウス」ではSVOCのC(補語)となる用法も扱っています。
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動名詞:「新中問」にはない「意味上の主語」についての解説や問題が含まれています。
このほかにも細かな違いはありますが、「シリウス」は扱う範囲を高校レベルまで広げている印象です。
演習用教材(ジャック21発展編)
新中問には発展編専用の演習問題集がありませんが(標準編用はあります)、シリウス発展編には「ジャック21発展編」という演習用教材があります。シリウス本編とほぼ同じレベルで、難易度の高い問題をさらに演習できます。
定期テスト対策
中高一貫校では、学校教材として新中問を採用するケースがあります。私が担当した生徒では、慶應中等部、頌栄女子学院、北嶺中学などが新中問発展編を使用していました。
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新中問の問題がそのまま出る場合 → 新中問を繰り返し解くのが最適
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新中問の問題がアレンジされて出る場合 → シリウスで演習量を確保すると効果的
新中問とシリウスの入手方法
どちらも 塾や学校専用教材 のため、一般書店では購入できません。
ただし、シリウス(およびジャック発展編)は東京・大久保の「第一教科書」さんで販売されているため、近くに住んでいる方は直接購入できます。
新中問とシリウスどちらにするか
生徒の英語習熟度にもよりますが、高校生や大学受験生の中学復習用には、基本的に「新中問・英語発展編」を使用しています。
高校範囲については、「新中問」と同じ出版社の 「リード問題集・英文法1」 または 「リード問題集・英文法A」 に進みます。
シリウスについては、高校範囲の英文法の慣用表現(決まり文句)の扱いが、上記「リード問題集」に比べると少ないため、高校英文法だけに集中させたい生徒の高校基礎導入用として使っています。
〈慣用表現の例〉
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仮定法:If it were not for ~(もし~がなければ)
以上、英語・新中学問題集とシリウス発展編について私の使用した感想を踏まえて比較してみました。