英文法『Evergreen Grammar』 の勉強法
高校の英語の教科書だけでは文法理解が不十分になりがちです。
その補助教材として広く使われているのが、いいずな書店の『 Evergreen Grammar 』シリーズです。
ラインナップは 23・25・27・30・47Lessons と幅広く、数字が増えるにつれて扱う範囲が広がり、レベルも上がる構成になっています。
- 23・25Lessons:基礎固め
- 27・30Lessons:標準レベル
- 47Lessons:全重要項目を網羅した完成レベル

このように、Evergreen Grammarは「XX Lessons」の数字が増えるに従い、難易度と網羅性が上がる教材と考えられます。(詳しくは、いいずな書店さんの公式HPをご参照ください)
私自身は、30Lessonsと47Lessonsを使用している生徒を担当した経験があります。
今回は、このEvergreen Grammar の使い方、とくに「自習法」について解説したいと思います。
Evergreen Grammar の勉強の流れ
ポイントは、
「小項目ごとにインプット→即アウトプット」です。
以下に、詳しく説明します。
1, 左ページ解説を読む(インプット)
A → B → C … の小項目1づつ、例文と解説を理解する。
例えば、
項目”A”の例文と解説が理解する。それが終わったら、
右ページ(演習問題)の『EXERCISE ”A”』に進む。(下記「3」)
もし、例文の意味・ニュアンスが曖昧だったら、下記「2」をはさむ。
2, Evergreen 総合英語で補強
例文及び解説が曖昧な箇所は『Evergreen 総合英語』で補強をします。

補強の仕方は、
『Evergreen Grammar』の例文横に書いてある「T-001」「T-052」などの番号を探す
→ その番号のTarget例文を『Evergreen 総合英語』で開く
→ 日本語訳+詳細解説を読む
3, 右ページ問題演習(アウトプット)
左ページで理解した小項目(アルファベット)と同じアルファベットの右ページ『EXERCISE』の大問を解きます(アウトプット)。
※間違えた問題は即座に左ページに戻って該当箇所を復習。
★ここまで終えたら、1に戻り、3までを繰り返す。
つまり、Aの例文・解説→AのEXERCISE、Bの例文・解説→BのEXERCISE、、、と同じアルファベットの小項目ごとに、左・右ページを交互に進めていきます。

小項目単位で進める理由
「小項目ごとにインプット→即アウトプット」
で進めるのには、下記のような理由があります。
1,知識が定着しやすい
解説を聞いてすぐに練習するので、忘れる前に「自分で使ってみる」ことができます(これが最も重要な定着の仕組みです)。
2,混ざるのを防ぐ
さまざまな文法事項が一気入ってくると頭の中で混ざってしまいます。同じ項目を完結させてから次に進むので、混乱が最小限に抑えられます。
3,達成感と集中力が保てる
小さな単位で「理解した→できた!」を繰り返すので、モチベーションが続きやすいです。
Evergreen Grammar の勉強法の注意点
今回は、「解答」が配られている場合を前提にお話ししました。
もし、解答が学校から配られていない場合で予習をする時などは、「丸付けなし」で上記1~3を繰り返し、学校の授業にのぞみ丸付けを行ってください。
